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クルクルージュのCOVID19患者への有効性の論文が公開されました。

2024年6月24日、クルクルージュのCOVID-19感染に関する論文が学術雑誌(Journal of Health, Population and Nutrition)に掲載されました。

以下に論文の概要をご紹介します。


【結果の概要】

無症状または軽症のCOVID-19感染患者において、クルクルージュ群はプラセボ群と比較して

①発症率が低い

②抗炎症薬の服用回数が少ない

③体温が低下する

といった傾向を示し、クルクルージュにより症状の進行が抑えられる可能性が示されました。


【タイトル】

(和訳)無症状または軽症のCOVID-19患者における生物学的利用能の高い経口クルクミンの有効性:二重盲検無作為化プラセボ対照試験

Efficacy of highly bioavailable oral curcumin in asymptomatic or mild COVID‑19 patients: a double‑blind, randomized, placebo‑controlled trial 


【著者】

岸本 充弘(株式会社セラバイオファーマ) 他

Atsuhiro Kishimoto, Maki Komiyama, Hiromichi Wada, Noriko Satoh‑Asahara, Hajime Yamakage,Yoichi Ajiro, Hiroki Aoyama, Yasuhiro Katsuura, Atsushi Imaizumi, Tadashi Hashimoto, Yoichi Sunagawa, Tatsuya Morimoto, Masashi Kanai, Hideaki Kakeya and Koji Hasegawa 


【雑誌名】

Journal of Health, Population and Nutrition Vol. 43: 93 (2024)


【抄録】

はじめに

 COVID-19の流行がピークを過ぎた後も、軽症例は依然として多く、継続的な対策が必要である。クルクミンは、その抗炎症作用により、動物モデルにおいてウィルスの増殖やサイトカイン分泌を抑制できることが確認されている。我々は、従来のクルクミンの約100倍の経口摂取での生物学的利用能を有する高吸収性クルクミンであるcurcuRouge®(cR)を開発した。今回、無症状または軽症のCOVID-19感染患者におけるcRの疾患の進行の抑制効果を評価した。


方法:

  本試験では、クルクルージュ(クルクミン360mgを1日2回)の7日間経口摂取の効果を評価した。COVID-19感染診断後5日以内の患者を二重盲検法によりプラセボ群とクルクルージュ群に無作為に割り付けた。


結果:

 主要評価項目に該当する症状(体温≧37.5℃、経皮的酸素飽和度(SpO2)<96%)の発症件数は想定より少なく、発症率はクルクルージュ群2.8%(2/71例)、プラセボ群6.0%(4/67例)であり、ハザード比(HR)=0.532、95%信頼区間(CI)0.097-2.902であった。クルクルージュ群患者は、プラセボ群患者よりも抗炎症薬(解熱鎮痛薬)の服用回数が少ない傾向を示した。(HR = 0.716、95%CI = 0.374-1.372)。試験開始前に体温が正常範囲であった患者の体温変化率はプラセボ群(-0.01%)に対してクルクルージュ群(-0.34%)で有意に(p = 0.014)低値であった。


結論

 無症状または軽症のCOVID-19感染患者の発症率および抗炎症薬の服用回数はプラセボ群と比較してクルクルージュ群で少ない傾向を示していた。また、体温が有意に低下したことは、無症状または軽症のCOVID-19感染患者におけるクルクルージュの抗炎症作用によるものと考えられた。



Journal of Health, Population and Nutritionのページへ移動します



試験の概要

試験デザイン:プラセボ対照二重盲検無作為化並行群間比較試験

対象者   :5日以内にCOVID-19感染が確認され、無症状または軽症に該当する外来患者

試験群   :クルクルージュ群 1日2回(朝・夕)各4カプセル

       (クルクミン90mg/カプセル、1日あたり720mg)

       プラセボ群 1日2回(朝・夕)各4プラセボカプセル

摂取期間  :7日間

対象者数  :クルクルージュ群71名、プラセボ群67名

評価項目  :

 発症率(経皮的酸素飽和度 (SpO2 ) 96未満、または体温37.5度以上)

 患者一人あたりの非ステロイド性抗炎症薬の服用回数

 開始前と摂取7日後の体温、SpO2、血圧(収縮期・拡張期)の前後比較



結果-1

プラセボ群とクルクルージュ群で発熱またはSpO2低下の発症率を経時的に観察したところ、クルクルージュ群で発症率が低い傾向を示しました。(プラセボ群=ブルー、クルクルージュ群=オレンジ)



結果-2

対象患者のうち、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を服用したのは、クルクルージュ群12名、プラセボ群13名で、一人当たりの服用回数はクルクルージュ群2.2±3.2回、プラセボ群3.3±3.2回とクルクルージュ群で少ない傾向を示しました。




結果-3

摂取前に平常体温を示した患者について、試験開始7日時点での1日目に対する体温の変化率は、プラセボ群と比較してクルクルージュ群で有意に低値を示しました (P = 0.014)。


▷免疫力増強効果(20名×2群):完了

▷変形性膝関節症(30名×3群):完了

▷新型コロナ(COVID-19)感染症(80名×2群):完了

▷軽度認知障害(MCI)(30名×2群):進行中

変形性膝関節症(ヒアルロン酸関節内注射との比較)(50名×2群):進行中

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